【ダブル】WCSジュニア奮闘記 FILE1

前回は前置きという形で
書きましたが今回からは踏み込んだ内容を書いて行きたいと思います。

さて前回の通り私がジュニアの環境見始めたのが
2013年。
実際、自分もジュニアの時に公式大会(ポケモンリーグDP2007)
で出場経験を持っています。
当時のレベルなんか今とは比較になりませんが
その時の経験は今になって生きています。

話を2013年代表戦に戻すと
当時のジュニアのことなんて全く
知りませんでした。
マスターの構築を持ちこんで良いものか
など色々当時は悩みました。
構築に理解がないままで
本当に戦えるかなど疑問でした。
当時はジャパンカップ
勝海さんが1位を獲得した影響もあって
噴火ドランが環境に増えていました。
ジュニアの環境でも
もしかしたら増えるかもしれないという考えに行きつき
まず構築における対策と立ち回りの説明をしました。
今まで自分が使っていた構築では
バンギラスが鉢巻でしたが
雨とドランを両方対策できる
鉄球バンギの採用を決めました。
それから超会議で一躍注目を浴びた
壁構築の対策にも入りました。
壁構築のハッサムライコウ
スタンはやや苦手とするので
臆病挑発ボルトロス、そして
思いがけないダメージを与えられる鉢巻メタグロス
そしてメガネクレセという超攻撃的なPTを組みました。
ハッサムナットレイの処理がこの時点で重く
そのためクレセリアラティオスにそれぞれ
めざめるパワー炎を搭載しました。
めざ炎ラティオスは火力を上げたいのもあり
そしてライコウやスカーフキングドラ等より
早く動きたいので控えめスカーフとしました。
当時雨のキングドラはスカーフが増え始め
ラティオスでさえ安易に雨に出すことができない点が
嫌だったのでスカーフラティの採用は正解と言えました。
雨パというメジャーなPTの対策を
鉄球バンギと共に担えたのは大きかったです。
現に決勝T一回戦では雨PTで
この二体の採用は非常によかったと思えるほど
活躍しました。
このPTで失敗したことは
クレセのどくどくです。
そこをせめて電磁波にしていればまた結果も変わっていたのかなと
思っています。
あくまで結果論ですがここは心残りな点です。

PT製作の意図はここまでにして
実際の結果とその後についてお話しましょう。
前日の夜まで自分は調整試合を
しました。
レートで潜るのも良いのですが
万が一対戦相手と当たっては本も子もありません。
なるべく情報封鎖をしながらこのPTの
勝ち方を試合を通して伝えていきました。
最初は慣れない事も多かったようで
拙い立ち回りでしたが
回数を重ねる毎に
どんどん強くなっていき
才能というか成長の早さに驚いていたのは
鮮明に覚えています。
約一週間という短い期間で仕上げたので
本番はどうなるのか
実際は不安でした。
直接会うことができればもっと色々なことが伝えられたのかもしれませんが
遠方から来られるのでどうしても
当日まで会うことができなかったのも一因です。
そして当日の朝も自分は寝坊をしてしまい
(といっても開会には間に合いましたが)
選手登録の前に会うことはできませんでした。
そのまま試合が始まっても誰がけいたくんなのか
わからず試合を直接みることはできませんでしたが
予選終了後に会うことができて
それから今に至るまでの
親しいお付き合いが始まりました。
今でも本当によくして頂いていて
感謝の言葉しかありません。

さて実際の結果ですが
予選は全勝でした。
どんなPT当たったかは覚えてませんでしたが
霰PTと当たったようで
やはり鉄球バンギは採用して正解でした。
決勝T1回戦は前述の通り雨パで順当に勝てましたが
2回戦でやや立ち回りがややこしくなる
トリパと当たってしまい
序盤は完全に有利でしたが
ラティオスが落とされてから流れが変わってしまい
結果あと一歩届きませんでした。
この時の自分の悔しさは
今でも忘れられません。
ナットレイの処理の仕方をもっと丁寧に教えていればという
思いでいっぱいでした。
最後まで粘られてしまったのが敗因です。
そして代表も二枠とあって
惜しくもあと一勝というところでした。
それから僕はナットレイに対してはいつも気にかけるようになりました。
トラウマですかねw
けいたくんは諦めず翌日の
コロコロカップに出てまた惜しくも
決勝Tで敗退でしたが
この時の経験はやはり大きいと思います。


竜王戦の話までしたかったのですが
長くなってしまったのでここで切ります。
ここまで見て下さった方、ありがとうございました